pollen-robotics/microduck_rl

RL training environments for Microduck (mjlab)

何を解決するか

このプロジェクトは、マイクロダックという小型二足歩行ロボットのための強化学習(RL)訓練環境を提供します。特に、シミュレーションで学習した動作を物理的なロボットに転送する際の「シミュレーションから現実へのギャップ(sim2real gap)」という課題に取り組んでいます。高精度のアクチュエータモデルとドメインランダム化を用いることで、複雑な歩行パターンや技のシミュレーションから現実への転送を可能にします。

仕組み

システムはMuJoCo WarpとPPO(Proximal Policy Optimization)を用いて50 Hzでポリシーを訓練します。実機で動作するようにするため、以下の要素を組み込んでいます:

  • BAMアクチュエータ物理モデル:Dynamixel XL330サーボを電圧制御則まで高精度にモデル化。逆起電力と摩擦を含む。
  • ドメインランダム化:訓練中にバッテリー電圧、電圧低下、コマンド遅延、摩擦をランダム化。
  • バックラッシュのシミュレーション:各関節で±1°のギア遊びをモデル化した特別な訓練バージョンを含み、機械的不具合へのロバスト性を高める。
  • ONNXエクスポート:訓練済みポリシーは観測正規化器を内蔵したONNX形式でエクスポートされ、ロボットのランタイムに直接デプロイ可能。

対象ユーザー

  • 二足歩行ロボティクスに取り組む研究者や開発者。
  • マイクロダックロボットのユーザーで、カスタム歩行パターンや技を訓練したい人。
  • 小規模ロボティクスにおけるシミュレーションから現実への転送技術に興味を持つエンジニア。

特徴

  • 多様なタスクライブラリ:平坦・不整地での歩行、転倒からの回復、立ち上がり、座り、ボールキック、さらにはローラースケートまでを含む環境。
  • ホットスワップ可能なポリシー:すべてのポリシーが61次元の観測契約を共有しており、歩行、回復、技の実行をシームレスに切り替え可能。
  • 簡素化されたデプロイpublishツールにより、ポリシーをHugging Face Hubにアップロードし、CLIツールで物理ロボットに簡単にインストール可能。
  • ハードウェアに配慮した訓練:理想的なPDコントローラーではなく、アクチュエータの電圧と負荷依存摩擦を正確にモデル化。

関連

  • プロジェクト
  • Dispatch
  • プロジェクト
  • プロジェクト
  • プロジェクト