amirlehmam/wmux

The original Windows terminal multiplexer for AI agents.

wmux とは何か?

wmux は Electron と xterm.js で構築された Windows 専用のターミナルマルチプレクサであり、Claude Code、Codex、Gemini、Aider など AI 駆動のコードアシスタント(coding agents)の状態を把握しやすくします。各エージェントの状態(待機中、作業中、完了、中断)をサイドバーに表示し、エージェントが実行中のパネルに直接ジャンプできるほか、スマートフォンのブラウザコンソールにエージェントのターミナルをミラーリングすることも可能です。


AI支援開発における意義

  • 可視化 – AIエージェントはしばしば隠れたターミナルパネルに待機しています。wmux は色付きのドットとランク付けされたリストで「あなたが必要」というサインを可視化し、どのアシスタントがブロックされているかを見逃すことがありません。
  • ローカル処理、クラウド非依存 – 検出とUI処理はすべてあなたのマシン上で行われ、wmux はコードや画面データを外部に送信しません。
  • マルチエージェント対応 – Claude Code(フック経由で状態を報告)に加え、APIを提供しないエージェント(Codex、Gemini、Cursor、Copilotなど)についても、画面上のUIを組み込み検出ルールと照合することで状態を推定できます。
  • スマートフォン対応操作 – 127.0.0.1:9790 で提供される小さなWebコンソールから、任意のスマートフォンブラウザでプロンプトに応答、ミラーリングされたターミナルを表示、入力を送信できます。デスクから離れた際の利用に最適です。

コア機能(概要)

機能 機能内容
エージェント一覧とナビゲーション バナーと Ctrl+Shift+A/B ショートカットで、最も長く待機しているエージェント順に並んだ一覧を表示。クリックまたは Enter でそのパネルにジャンプ。
画面ベースの検出 組み込みルールでパネルの視覚的出力を解析し、状態報告がない場合でも ブロッキング中、作業中、アイドル、無音 とラベル付け。
パネルのcwdに紐づくファイルエクスプローラ Ctrl+Shift+X で右側のツリーを表示。現在のパネルの作業ディレクトリをルートに、ファイルごとの変更数を表示。インラインでファイルをプレビューまたは編集可能。
スマートフォン用Webコンソール エージェントのリストをソート表示、ターミナルをミラーリング、プロンプトボタンにタップで応答可能。QRコードによるセキュアペアリング。リモートアクセスには Tailscale や SSHトンネルをオプションで利用可。
ライブブラウザパネル Claude Code がWebを閲覧している際、その動作が内蔵 Chromiumパネルに表示されます。リンクはアプリ内またはシステムブラウザで開く。
通知センター エージェントが完了または注意を要する際、視覚ベル、Windowsトースト、タスクバーの点滅を発動。OSC 9/99/777 および CLI wmux notify もサポート。
テーマとカラーマッピング Ghostty/Windows-Terminal の450以上をインポート可能。CLIでパネルごとのカラースキームを設定可能。
編集可能なコードビュー マークダウン以外のファイルは行番号付きエディタで表示。保存はパネルのフォルダに制限され、競合検出機能付き。
セッション永続化 1クリックでワークスペースのレイアウト(分割、タブ、ブラウザ、cwd)を保存・復元。起動時に前回のセッションを自動読み込み。
スクリプト可能なJSON-RPC API 名前付きパイプサーバー(\\.\pipe\wmux)を提供。外部ツールからワークスペース作成、パネル分割、キーストローク送信、ターミナル出力読み取りなどが可能。
GPU加速レンダリング WebGLを活用したxterm.jsで、高速なスムーズなターミナル出力を実現。

どのユーザーに推奨されるか?

  • 複数のAIコードアシスタントに依存し、隠れたターミナルウィンドウを管理している開発者。
  • 各アシスタントに独自UIを持たせずに、エージェント活動の統一ビューを求めるチーム。
  • 既に tmux や Windows Terminal などのターミナルマルチプレクサを使っている、Windows上のパワーユーザーで、GUIベースのAI対応オーバーレイを求める人。
  • デスクから離れた際、スマートフォンからエージェントのプロンプトに応答したい人。

はじめ方

  1. ダウンロード:リリースページから最新のWindows zip(例:wmux-0.7.10-win-x64.zip)を取得。
  2. 解凍して wmux.exe を実行。
  3. 内蔵の7ステップチュートリアルに従い、ワークスペースを作成、パネルを分割、エージェント(例:Claude Code)を起動。
  4. 設定 → リモート でスマートフォンコンソールを有効化し、QRコードをスキャンしてデバイスをペアリング。
  5. Ctrl+Shift+A でエージェント一覧を表示、またはサイドバーの色付きドットをクリックして待機中のエージェントにジャンプ。

制限事項と今後の課題(READMEに記載)

  • Webコンソールページが閉じられた際のプッシュ通知未対応。
  • インストール可能なPWA、ファイル添付機能、スマートフォンからのエージェントのリモート起動/停止機能はまだ未実装。
  • 検出ルールは少数のエージェントのみカバー。コミュニティの貢献を歓迎。
  • Claude Code用のオーケストレータプラグインは非推奨。機能は現在、Claude Code本体に統合済み。

要するに:wmux はWindows専用のElectronベースUIレイヤーであり、複数のAIコードエージェントの状態を可視化・制御可能にし、どのアシスタントが入力を待っているかを把握できるだけでなく、スマートフォンから応答することも可能。複数のAI駆動コードヘルパーを並行して運用する開発者向けのニッチだが強力なツールです。

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