pydantic/genai-prices

Calculate prices for calling LLM inference APIs.

概要

GenAI Pricesは、数十種類の大規模言語モデル(LLM)推論APIの価格情報を収集、整理、提供するオープンソースライブラリです。開発者は、OpenAI、Anthropic、Gemini、Azureなどのプロバイダーにおいて、トークン、リクエスト、またはコンテキスト長あたりのコストを簡単に調べることができます。

なぜ重要なのか

AI製品を構築する際、支出の予測や管理が必要になることがよくあります。プロバイダーはそれぞれ異なる形式で価格を公開しており(日次で変動するもの、段階的な料金体系、過去の価格改定など)、手動でデータを最新の状態に保つのはミスが発生しやすい作業です。GenAI Pricesはデータを一元化し、モデルとプロバイダーの識別子を正規化することで、コスト計算をプログラム化し、予算策定、プロバイダー比較、価格異常の検知を支援します。

主な機能

  • 広範なプロバイダー対応 – 40社以上のプロバイダー、1,500以上のモデルをサポート。YAMLファイルにより、プロバイダー固有のIDを共通スキーマにマッピングします。
  • 履歴・変動価格対応 – 時間経過に伴う価格変更や、日次で変動する料金(例:Deepseekのオフピーク価格)をサポート。
  • 段階的価格設定 – コンテキストサイズに応じてコストが変動するモデル(例:Geminiの大規模コンテキストティア)に対応。
  • 乖離検知 – ライブラリの数値と他のソースを比較するためのツール。
  • 多言語SDK – Python、JavaScript/TypeScript、Go向けのすぐに使えるパッケージとCLI。
  • データファイル – SDKなしでもダウンロードして利用可能な静的JSONレジストリ(フル版およびスリム版)。
  • 将来のAPIとWeb UI – オンザフライで検索可能なホスト型サービスをロードマップに含めています。

対象ユーザー

  • LLM搭載アプリを開発するエンジニア:予算策定や自社サービスの価格設定のためにトークンコストを予測する必要がある方。
  • プロダクトマネージャー:最も費用対効果の高いプロバイダーを選択するために比較検討を行う方。
  • 運用・財務チーム:クラウドLLMの支出を監査し、予期せぬ価格変更を検知したい方。
  • LLMプロバイダー:自社の価格ファイルをコントリビュートし、レジストリの正確性を維持したい方。

はじめ方

  1. SDKのインストール – pip install genai-prices (Python) や npm i genai-prices (JS/TS) など。
  2. 価格レジストリの読み込み – パッケージにはJSONデータが含まれています。prices/ ディレクトリから直接ファイルをダウンロードすることも可能です。
  3. モデルのクエリ – プロバイダー名、モデルID、トークン数を指定してヘルパー関数を呼び出し、コスト見積もりを取得します。
  4. CLIの使用 – genai-prices lookup openai/gpt-4 1000 で1,000トークンあたりのコストを表示します。
  5. コントリビュート – プロバイダーのYAMLファイルを追加・更新し、ベンチマークワークフローを実行してPRを送信してください。

制限事項と注意点

  • ベストエフォート型のデータ – 価格は公開ソースからスクレイピング/キュレーションされたものです。プロバイダーの更新より遅れたり、特定の地域の割引が反映されていない場合があります。
  • リアルタイムAPIは未実装 – 現在は静的JSONファイルに依存しています。オンラインAPIは将来的に計画されています。
  • 推論価格のみ – 学習コスト、ファインチューニング料金、カスタムエンタープライズ契約は対象外です。

GenAI PricesはPydantic Stackの一部です。Pydantic Stackには、Pydantic AI(型安全なエージェントフレームワーク)、Logfire(可観測性ツール)、AIゲートウェイが含まれています。

関連

  • プロジェクト
  • プロジェクト
  • プロジェクト
  • プロジェクト