laude-institute/headlong

An open source agent microharness featuring persistent agency and recursive LLMs. Of bash, by bash, for bash; it's shells all the way down.

Headlong – 持続的なAIエージェント向けのBashベースのマイクロハーネス

何であるか

  • 自分のマシン(またはDocker内)で継続的に思考するAI「エージェント」を実行できるオープンソースの研究フレームワーク。コアは約11K行のBashで構成され、再帰的言語モデル(RLM)を実装している:LLMがBashコマンドを生成し、システムが実行し、出力をモデルにフィードバックして繰り返す。
  • 持続的エージェンシーを目的としている – だれも話しかけていなくてもエージェントは継続的に思考を生成し、いつ・どのように返信するかを自ら決定する。
  • マルチユーザー対応:Slack、Telegram、またはWebダッシュボードから入力されたメッセージは、すべて1つの共有思考ストリームに統合され、複数の人が同じエージェントと会話できる。

主要概念

概念 意味
持続的エージェンシー 要求/応答のチェックリストではない。エージェントは「思考」(シェルコマンド)を継続的に生成するループを実行し、メッセージに返信する価値があると判断したときのみループを中断する。
再帰的言語モデル(shellm) LLMは現在のコンテキストを受け取り、Bashスニペットを返す。スニペットは実行され、そのstdout/stderrが次のコンテキストの一部になる。モデルが使用する唯一の「ツール」はBashそのものである。
軌跡(Trajectory) すべてのコマンド実行履歴、出力、メタデータを記録する追加のみ可能なJSON-L DAG。履歴全体は探索・分岐・マージ・要約が可能。
段階的コンテキスト圧縮 最近のエントリはそのまま保持。古いエントリは段階的に要約され、トークン制限を超えない範囲で長期記憶を維持する効率的な方法。
サブエージェント エージェントは親の軌跡を継承する子エージェントを生成でき、階層的なプロジェクトや自己改善を可能にする。
Dockerサンドボックス デフォルトではインストーラーがエージェントをコンテナ内で実行し、生成されたコマンドをホストから隔離する。ホストインストールは可能だが、明示的な「はい」が必要。

主要ツール(すべて小さなBash実行ファイル)

  • shellm – RLMエンジン(コアループ)。
  • llm – Anthropic、OpenAI、Gemini、OpenRouter、または任意のOpenAI互換ローカルサーバー(Ollama、llama.cpp、vLLMなど)向けの統合CLI。
  • traj – 軌跡DAGの操作(追加、分岐、マージ)。
  • context – 軌跡を段階的圧縮付きでLLM対応メッセージ配列にレンダリング。
  • thinkers – 1つ以上の思考プロセスを実行するディスパッチャ。
  • mem / skills – ファイルベースのメモリストアと再利用可能なスキル定義(Markdown記述の手順)。
  • headlong-web – ブラウザダッシュボードで思考の進行をリアルタイムで監視可能。
  • headlong-slack-bridge / headlong-telegram-bridge – チャットメッセージをエージェントの観測として変換する接続器。
  • headlong-killall – すべてのHeadlongプロセスを即時停止するパニックボタン。

インストールと開始方法

# 1行インストーラー(bash、git、curl、jq、Python 3、LLM APIキーが必要)
curl -fsSL https://headlong.ai/install.sh | bash
  • インストーラーは、エージェントをDocker内(推奨)で実行するか、ホスト上で直接実行するかを尋ねる。
  • インストール後、エージェント名に応じたコマンドが得られる(例:ada)。
    ada hello            # 1回のメッセージを送信し、返信を待つ
    ada                  # インタラクティブチャットセッションを開く
    ada dash             # Webダッシュボードを起動(http://localhost:8080)
    ada stop / ada start # 背景の思考ループを一時停止または再開
    
  • headlong-killall で即時停止;status.sh で実行中のプロセスを確認;uninstall.sh でセットアップを削除。

ローカルモデルでの実行

  • OpenAIチャットコンプリーションAPIを実装するサーバーであれば何でも可能(Ollama、llama.cpp、vLLM、LM Studioなど)。
  • ~/.headlong/.env にプロバイダー、URL、モデルを設定する(または HEADLONG_* 変数をexport)し、エージェントを再起動する。
  • Ollama例:
    export HEADLONG_PROVIDER=local
    export HEADLONG_LOCAL_URL=http://127.0.0.1:11434/v1
    export HEADLONG_LOCAL_MODEL=qwen3:8b
    curl -fsSL https://headlong.ai/install.sh | bash
    

コストとセキュリティに関する注意

  • エージェントが継続的に実際のシェルコマンドを実行するため、専用で支出制限付きのAPIキーを使用し、エージェントをサンドボックス化(Dockerまたは明示的なコンテナ化)することを推奨。
  • 作者らの報告によると、デフォルト設定下で1時間あたり1~2ドル程度のコストが発生する。モデルサイズやループ速度によって異なる。
  • エージェントが無効状態になると、システムは指数関数的にバックオフするため、誰も話しかけていないときはコストが急激に低下する。

ドキュメントと追加リーディング

  • philosophy.md – デザインの根拠と、小さな可合成Bashツールに関する「ケン・トマソン」哲学。
  • docs/shellm.md – RLMループ、コンテキスト処理、Dockerサンドボックスの詳細解説。
  • docs/install.md – すべてのインストールオプション、CIフレンドリーな非対話型インストール、専用サーバーでの実行方法。
  • AGENTS.md – アイデンティティ(キャラクター)の管理、ログの確認、ヘルスチェックの方法。
  • web/, slack/, telegram/ – ダッシュボードおよびチャットブリッジのソースコード。

ライセンス

  • Apache 2.0(© 2026 Laude Institute)。

結論:Headlongは研究用の高品質なBash中心のフレームワークであり、継続的な自律的推論、マルチユーザー対応、自己修正コードを可能にするLLM駆動エージェントを自宅のハードウェアで構築できる。意図的に軽量で、検査しやすく、LLMがツール呼び出し層を経由せずに直接シェルコマンドを生成・実行するという思想に基づいている。開発者が自前ハードウェアで持続的AIエージェントを実験したい場合に最適。全体のスタックは透明で編集可能である。

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