TsinghuaC3I/MARTI

A Framework for LLM-based Multi-Agent Reinforced Training and Inference

何を解決するか

MARTIは、強化学習(RL)を用いた大規模言語モデル(LLM)ベースのマルチエージェントシステム(MAS)のトレーニングの難しさに対処します。スケーラブルな方法で複雑なマルチエージェント間の相互作用と報酬配分を管理しながら、実際のポリシー学習を個々のエージェントに分散させます。最新バージョンであるMARTI-v2は、標準的なトークンレベルの最適化が不足しがちな、複雑な推論タスク(例:コード生成)に特化しています。

動作方法

このフレームワークは、中央集権的な相互作用と分散型トレーニングの原則に基づいています。3つのコアモジュールから構成されています:相互作用用のマルチエージェントワールド、報酬割り当て用の中央集権的報酬、ポリシー更新用の単一エージェントトレーナー。

MARTI-v2は**MARS²(マルチエージェントツリー探索RL)**を導入し、非同期マルチエージェントツリー探索を用いて、適応的なノード展開と精緻化により、解空間をより体系的に探索します。長文(最大32Kトークン)に対するトレーニングの安定化のため、シーケンスレベル最適化にGSPO損失を採用し、vLLMエンジンからのサンプリングバイアスを補正するためTruncated Importance Sampling(TIS)を用います。

対象ユーザー

複雑な推論、数学、コード生成タスク向けの協調的LLMエージェントチームを構築するAI研究者や開発者で、強化学習用の堅牢なインフラが必要な方々。

主な特徴

  • マルチエージェントツリー探索:高品質な解の発見のための推論経路の効率的探索を可能にします。
  • 異種トレーニング:Qwen3やAreaLなど異なるモデルを、独立した役割と戦略で同時にトレーニングできます。
  • 多様なRLアルゴリズム対応:PPO、GRPO、REINFORCE++、TTRLと互換性があります。
  • 柔軟なワークフロー:マルチエージェントディベート、Chain-of-Agents、Mixture-of-Agentsなどのグラフベースワークフローを内蔵サポートしています。
  • インフラ統合:OpenRLHFに基づき、vLLMを活用して高速な推論とトレーニングを実現しています。

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