OpenMind/OM1

Modular AI HAL (Hardware Abstraction Layer) for Robots

OpenMind OM1 – ロボットのためのモジュール式AIランタイム

概要

  • OM1は、マルチモーダルなAIエージェント(見て、聞いて、話して、行動できるプログラム)を構築し、ロボットや仮想環境に接続するためのランタイム(実行ソフトウェア)です。
  • コアはGoで記述されており、エッジデバイス(Jetson、Raspberry Piなど)での低遅延かつ低メモリでの動作を実現します。以前のPythonバージョンも存在しますが、現在は非推奨です。

主な機能

機能 仕組み
モジュール式アーキテクチャ 新しいセンサー、アクション、ハードウェアアダプターのためのプラグインシステム。
入力処理 Webカメラ、マイク、LIDAR、Webフィード、ソーシャルメディアストリームなど。
ハードウェアアダプター プラグインはROS 2、Zenoh、CycloneDDS、USB/シリアル、またはwebsocketsを介して通信します。
LLM/VLM統合 OpenAI、Anthropic、Gemini、Ollama、DeepSeek、Meta、NearAI、および視覚言語モデル用の事前設定済みエンドポイント。
可観測性 バンドルされたPrometheus + Grafanaスタックにより、パイプラインの遅延(LLM、ASRなど)を監視。
ロボット機能 オプションのBrainPackを通じて、SLAM、自律走行、自動充電、顔の匿名化機能を利用可能。

一般的なワークフロー

  1. 依存関係のインストール – portaudio & ffmpeg(音声/ビデオ)およびGoツールチェーン。
  2. バイナリの取得(またはソースからビルド)し、OpenMind APIキーを設定。
  3. 設定の実行 – 例:config/conversation.json5 は、Webカメラ/マイクを使用し、データをLLMに送信し、TTSを介して応答する「会話」エージェントを起動します。
  4. ログの監視 – ターミナルに状態の更新が表示されます。オプションのGrafanaダッシュボードで遅延メトリクスを可視化できます。
  5. 拡張 – plugins/ 配下にGoファイルを配置し、JSON5設定で参照することで、新しい inputs(センサープラグイン)や actions(ロボットの動作、カスタムコマンド)を追加できます。

サポートされているロボットとシミュレーター

  • 実機:Unitree Go2、G1、Deep Robotics M20 Pro、LimX Tron、および高レベルSDK(ROS 2、Zenohなど)を公開しているあらゆるロボット。
  • シミュレーター:Gazebo(迅速なプロトタイピング用)およびNVIDIA Isaac Sim(GPU加速物理演算)。

なぜGoなのか?

  • より高速な推論パイプライン、効率的な並行処理、単一バイナリでのデプロイ、エッジコンピューティングに適した小さなメモリフットプリント。

クイックスタート

# macOS example
brew install portaudio ffmpeg
curl -L -o om1.tar.gz <release-url>
tar xf om1.tar.gz
chmod +x om1
export OM_API_KEY=YOUR_KEY
./om1 -config ./config/conversation.json5

エージェントが起動し、Webカメラ/音声を処理し、選択したLLMを呼び出し、応答を読み上げる様子を確認できます。

拡張性

  • アクションプラグインは plugins/actions/ に配置されます。例:unitree/go2/autonomy/move.go は、高レベルの move コマンドをZenoh経由でROS 2の cmd_vel メッセージに変換します。
  • 入力プラグインは、期待されるインターフェースを実装し、設定に登録することで、新しいセンサー(例:ZED深度カメラ)向けに追加できます。

ドキュメントとコミュニティ

  • 完全なドキュメント:https://docs.openmind.com/
  • 技術論文:arXiv 2412.18588
  • X (旧Twitter) アカウント:@openmind_agi

ライセンス

  • MIT – OM1ベースのエージェントを自由に利用、修正、配布できます。

結論:OM1は、マルチモーダルな知覚、LLM/VLM推論、リアルタイムな動作制御に焦点を当て、高性能なGoランタイムとしてパッケージ化された、AI駆動のロボットやシミュレーターを構築するための本格的なプロダクショングレードのフレームワークです。

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