Intelligent-Internet/zenith

Zenith: a continuous-improvement harness for long-running agent tasks. Turns Claude Code, Codex, or Hermes into a multi-agent mission orchestrator via MCP/ACP.

Zenith – 長期間実行可能なAIコーディングエージェント用ハーネス

何であるか – Zenithは、大規模言語モデルによるコーディングエージェント(Claude Code、Codex、またはHermes)が数日または数週間、途中で中断せずにプロジェクトに取り組めるようにするPythonベースのエージェントハーネスです。これは、オーケストレーターを実行することで実現され、タスクの現在の状態を繰り返し確認し、以下のいずれかの行動を決定します:

  • コードを書くためのワーカーサブエージェントを起動する
  • 出力の検証を行うためのテスターサブエージェントを起動する
  • 後で再利用可能な「スキル」を登録する
  • 残りの作業を再計画する
  • 作業が本当に完了したと判断されたときに停止する

なぜ重要か – 長期間にわたるソフトウェア開発タスクでは、最大の失敗モードは早期終了です:仕様が満たされていないにもかかわらず、エージェントが完了したと誤認してしまうことです。Zenithの適応型ループ(RALPHベースラインにインスパイア)はプロセスを継続させ、ギャップを再評価し、厳格なルールによって作業が完了したと判断されたときのみ停止します。著者らの2026年技術報告書によると、Zenithは8つのベンチマークタスクで他の5つのハーネス設計を上回り、最も良い平均順位を達成しながら、最も強力なベースラインのコストの半分以下で運用されています。


クイックスタート

オプション1 – LLMにインストールを任せよう

READMEに記載されたプロンプトをClaude Code、Codex、またはHermesにコピーします。このプロンプトは以下のことを実行します:

  1. 使用しているコーディングエージェントを検出します。
  2. uvでPython依存関係をインストールします。
  3. 必要なACPアダプター(@agentclientprotocol/claude-agent-acp または @agentclientprotocol/codex-acp)をインストールします。
  4. 以降の指示をハーネスに転送する /zenith スキルを登録します。

スキルが作成されると、単に以下を入力するだけで済みます:

/zenith <your instruction>

Zenithがタスクを引き継ぎます。

オプション2 – 手動インストール

# リポジトリをクローンしてパッケージディレクトリに移動
cd zenith
# Python依存関係(uv必須)とCLIをインストール
uv sync
# CLIを確認
uv run zenith --help

# 使用するエージェントに必要なACPアダプターをインストール
npm install -g @agentclientprotocol/claude-agent-acp   # Claude Code用
npm install -g @agentclientprotocol/codex-agent-acp   # Codex用

ターゲットコードベースを指すワークスペースを作成します:

uv run zenith init --workspace-dir /path/to/your-app --agent claude   # または codex

その後、指定されたワークスペースで選択したエージェント(例:claude または codex)を起動し、READMEに記載されたオーケストレーターのプロンプトを発行します。


Zenithの動作原理(概要)

  1. オーケストレーター・セッション – 1つのLLMループで、各ターンごとにプロジェクトのスナップショット(ファイル、テスト結果など)を読み込みます。
  2. 意思決定ステップ – スナップショットに基づき、以下の4つの行動のいずれかを選択:ワーカー(コードを書く)を起動、テスター(テスト/検証)を起動、再利用可能なスキルを登録、残りのステップを再計画、または停止
  3. サブエージェント – ワーカーとテスターはMCP/ACPプロトコルを介して隔離されたコンテキストで実行され、結果をオーケストレーターに報告します。
  4. 統合 – オーケストレーターはサブエージェントの出力を統合し、プロジェクト状態を更新してループを繰り返します。
  5. 適応的割り当て – オーケストレーターは、いつワーカーを追加すべきか、検証に集中すべきか、停止すべきかを学習し、無駄なAPI呼び出しを削減します。

実測性能

ベンチマーク モデル ハーネス 平均順位(低いほど良い) 主導性 タスクあたりコスト
Frontier SWE GPT‑5.5 Zenith 2.06 92 % $175.68
(その他のもの)

8つの長期間タスクにおけるアブレーション研究の結果:

  • 平均順位:Zenith 1.38 vs. RALPH 1.75
  • 平均コスト:$175.68 vs. RALPH $407.58
  • 勝利数:Zenithは8タスク中5勝を挙げ、他のすべての手法よりも最多

リポジトリ構成

  • zenith/ – Pythonパッケージ(zenith-harness)、CLIエントリポイント、MCPサーバー、バンドルされたプロンプト/スキル、およびテスト。
  • technical_report/From RALPH to Zenith技術報告書のPDF、LaTeXソース、および図表。

どのユーザーに適しているか

  • AI補助ソフトウェアエンジニア:大規模な機能やリファクタリングを数日間かけて完了させたい、手をかけずに任せたい人。
  • 研究者:長期間実行エージェントの制御メカニズム(ギャップ検出、適応的オーケストレーション、停止ルール)を探索したい人。
  • ツール開発者:ACPプロトコルを介してClaude Code、Codex、またはHermesに接続可能な再利用可能なハーネスが必要な人。

ライセンス

  • コード:Apache 2.0
  • 報告書および図表:Creative Commons BY 4.0

引用(リポジトリに記載されたもの):

@techreport{ii2026zenith,
  title       = {From RALPH to Zenith: Designing Harnesses for Long-Running Agents},
  author      = {{Intelligent Internet}},
  institution = {Intelligent Internet},
  year        = {2026},
  type        = {Technical Report},
  url         = {https://github.com/Intelligent-Internet/zenith}
}

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