GPT-4 API の一般提供と Completions API の廃止

OpenAI は、すべての有料顧客向けに GPT-4 API の一般提供を発表し、Completions、Embeddings、Edits API 内のレガシーモデルに対する包括的な廃止スケジュールを示しました。この変更は、OpenAI の最も高性能なモデルとの開発者インタラクションの主要インターフェースとして、Chat Completions API へ戦略的に移行することを意味します。

GPT-4 API の一般提供

これまでに支払い実績のある既存の API 開発者は、8K コンテキストウィンドウを備えた GPT-4 API にアクセスできるようになりました。OpenAI は、2024 年 4 月末までに新規開発者へのアクセスを拡大する予定で、レートリミットはコンピュートリソースの利用状況に応じて増加させる方針です。

GPT-4 に加えて、GPT-3.5 Turbo、DALL·E、Whisper API も一般提供されています。OpenAI は、GPT-4 と GPT-3.5 Turbo のファインチューニングが 2024 年後半にリリースされる見込みであると述べました。

Chat Completions API への移行

OpenAI は、現在 API の GPT 使用量の 97% を占める Chat Completions API を優先しています。同社は、Completions API の従来の自由形式テキストプロンプトインターフェースから、構造化されたプロンプトインターフェースへ移行しています。

チャットベースパラダイムの利点

  • 拡張された柔軟性: 構造化インターフェースはシステムメッセージと関数呼び出しをサポートし、より複雑な会話体験や完了タスクを実現します。
  • セキュリティの向上: Chat Completions API は、ユーザー提供コンテンツとシステム指示を構造的に分離することで、プロンプトインジェクション攻撃のリスクを低減します。
  • マルチターン機能: この API はマルチターン会話向けに設計されており、応答の具体性が向上します。

OpenAI は、Chat Completions API の残存課題に取り組んでおり、ステアラビリティの向上による「おしゃべり」度の低減や、完了トークンの対数確率の提供などを検討しています。

レガシーモデルの廃止

OpenAI は、3 つの異なる API カテゴリにわたって複数の旧モデルを廃止します。Completions API は開発者向けドキュメントで「レガシー」と表示され、今後新しいモデルは公開されません。

Completions API の廃止

2024 年 1 月 4 日以降、旧バージョンの完了モデルは以下の新モデルに置き換えられます。

旧モデル 新モデル
ada, babbage babbage-002
curie, davinci davinci-002
davinci-instruct-beta, curie-instruct-beta, text-ada-001, text-babbage-001, text-curie-001, text-davinci-001, text-davinci-002, text-davinci-003 gpt-3.5-turbo-instruct

ベース GPT-3 モデルの安定したモデル名(adababbagecuriedavinci)を使用しているアプリケーションは自動的にアップグレードされます。text-davinci-003 のような他のモデルを使用しているユーザーは、gpt-3.5-turbo-instruct に手動でアップグレードする必要があります。

Embeddings API の廃止

旧バージョンの Embeddings モデル(例:text-search-davinci-doc-001)を使用しているすべてのユーザーは、2024 年 1 月 4 日までに text-embedding-ada-002 へ移行する必要があります。OpenAI は、text-embedding-ada-002 が現在 Embedding API の利用の 99.9% を占めていると指摘しました。

Edits API の廃止

Edits API とその関連モデル(例:text-davinci-edit-001 または code-davinci-edit-001)を使用しているユーザーは、2024 年 1 月 4 日までに GPT-3.5 Turbo へ移行する必要があります。

ファインチューニング移行サポート

旧バージョンのベース GPT-3 モデルでファインチューニングした開発者は、2024 年 1 月 4 日以降も利用し続けるために、babbage-002davinci-002、GPT-3.5 Turbo、または GPT-4 で代替のファインチューニングを行う必要があります。OpenAI は、以前に旧モデルでファインチューニングしたユーザーに対して GPT-3.5 Turbo と GPT-4 のファインチューニングへの優先アクセスを提供し、Embeddings API 移行のための再埋め込みにかかる費用を負担することを約束しています。

Sources