20 個の平行 Codex アカウントで 20 の Erdős 問題を解く

20 個の平行 Codex アカウントで 20 の Erdős 問題を解く

20 個の平行 Codex アカウントで 20 の Erdős 問題を解く

Answer: 20 個の Codex ベースの証明支援システムを協調的に実行し、20 の長年未解決だった Erdős 問題を解決し、各問題に対して完全に形式化された Lean 4 証明を生成した。結果には Erdős #123、#254、#267、#320、#321、#336、#394、#450、#489、#538、#662、#796、#1188、#130、#709、#769、#959、#1186、#521、#522 の正確な漸近式が含まれ、これらの多くは以前は未解決または部分的にしか解決されていなかった。


1. Erdős #123 – 異なるべき乗の和

Result: 任意の 3 つの互いに素な整数 (a,b,c>1) に対し、十分に大きい整数はすべて、(a^i b^j c^k) の異なる項の和として表すことができ、かつどの項も他の項を割り切らない。Lean での形式化された定理は Erdos123.erdos_123 : Erdos123.IntendedStatement

Why it matters. 3 つの乗法的生成子で構成された加法基底に関する 1970 年代の予想を解決し、以前の帰納法スキームを阻んでいた「有限シード」障害を除去した。

Key ideas.

  • 指数レベル (i+j+k=D) で同次化し、割り切りを座標ごとの比較に変換。レベル内の任意の部分集合は自動的に原始的になる。
  • エッジコードと van der Waerden の定理(Mathlib の Hales–Jewett から導出)を用いて、原始的同次部分集合和の正確な等差数列を構成。
  • 未使用単項式の内部シェルを追加することで、下端を動かさずに区間 ([N,RN]) を乗法的に広げる。
  • 残差縮小議論を柔軟な有限シードゲートに強化し、([N,CN])((N) が十分大きい)で d‑完全性を強制する。

証明は完全にカーネル検査済みで、使用される公理は標準 Mathlib の propextClassical.choiceQuot.sound のみである。


2. Erdős #254 – 疎集合からの異なる和

Result: (A\subset\mathbb N) が (|A\cap[1,2x]|-|A\cap[1,x]|\to\infty) かつ任意の (0<\theta<1) に対し (\sum_{n\in A}|\theta n|=\infty) を満たすとき、十分に大きい整数はすべて (A) の異なる要素の和として表せる。形式化は Erdos254.erdos_254 : Erdos254.Statement

Why it matters. 加法組合せ論とディオファントス近似を組み合わせた問題で、従来の手法では二つの仮定を調和させられなかった。

Key ideas.

  • 「悪い位相」((\sum_{n\in A}|\theta n|) が有界)の集合が可算であることを示し、非可算の割り当て問題を可算族への対角化に変換。
  • (A) の 3 つの互いに素なシンデティック部分集合と、4 番目の全位相発散補正集合を構成し、Bergelson–Furstenberg–Weiss (BFW) 定理を満たす。
  • (\mathbb Z/N\mathbb Z) 上の明示的フーリエ解析により抽象的エルゴード理論を回避し、BFW の有限循環版を証明。

すべての構成要素は Lean で検証済みで、プレースホルダーはない。


3. Erdős #267 – 疎なフィボナッチ逆数の無理性

Result: 任意の無限増加列 (n_1<n_2<\dots) が一定の比率ギャップ (n_{k+1}/n_k\ge c>1) を満たすとき、級数 (\sum_k 1/F_{n_k}) は無理数である。Lean のステートメントは Erdos267.erdos_problem_267

Why it matters. (c\ge2) の場合は古典的な疎級数判定法で従来から分かっていたが、突破口は未解決だった範囲 (1<c<2) をカバーした。

Key ideas.

  • 逆フィボナッチ級数を (\mathbb Z[\varphi]) 上の局所的に有限な単語として符号化し、その二次整数ノルムを解析。
  • 二項的テイルを除去して有界な 2‑adic 階数の場合に帰着し、逆ウィンドウ議論で 0 と 1 の間のノルムを持つ非零二次整数を構成し矛盾を導く。
  • この構成は必要な「ウィンドウ」長さの明示的上界を与え、議論を効果的にする。

証明は上記の標準公理のみを使用する。


4. Erdős #320 & #321 – 異なる単位分数部分集合和

Result for #320: (S(N)) を (\sum_{n\in A}1/n)((A\subset{1,\dots,N}))の異なる値の個数とすると、 [ c\frac{N}{\log N}P(\log!\log N)\le \log S(N)\le C\frac{N}{\log N}P(\log!\log N), ] ここで (P) は完全に停止した反復対数積である。形式化は ResearchPNT.exists_two_sided_full_product_estimate

Result for #321: (R(N)) をすべての逆部分和が互いに異なるような (A\subset{1,\dots,N}) の最大サイズとすると、 [ R(N)=\Theta!\left(\frac{N}{\log N}\prod_{j=3}^{k(N)}\log_j N\right), ] ここで (k(N)) は固定しきい値を超える最後の反復対数である。形式化は Erdos321.erdos321_asymptotic

Why they matter. 両問題は高度に非自明な組合せ計数関数の正確な漸近式を求めるもので、以前の研究は数個の反復対数因子しか得られなかった。

Key ideas.

  • 部分集合和の等式を符号付き関係 (\sum \epsilon_n/n=0)((\epsilon_n\in{-1,0,1}))として再定式化。
  • 最大素因数に基づく「良い分母」ふるいを用いて係数 1 の正確な更新再帰を得、各レベルで定数損失を防ぐ。
  • 更新カーネルと正確な (\log\log) 差との鋭い加法比較を証明し、損失がすべての反復対数深さで総和可能であることを保証。
  • 上側エントロピー再帰と下側組合せ再帰を共通の正の Neumann モデルに移し、モデルを明示的に評価。

上限・下限とも Lean で検証済みで、使用公理は標準の 3 つだけである。


5. Erdős #336 – 漸近基底の正確な次数

Result: 可変次数 (\le r) の基底の最大正確次数 (h(r)) について、 [ \lim_{r\to\infty}\frac{h(r)}{r^2}=\frac13 ] が成り立つ。形式化は Erdos336.problem336 : HasProblem336Value (1/3)

Why it matters. 定数 (1/3) は周期構成から予想されていたが、すべての基底に対する一様上界を示すことが難しかった。

Key ideas.

  • 無限問題を二乗高次の dyadic 変換により有限循環設定に還元。
  • 整形グラフ (T\subset\mathbb Z\times\mathbb Z/N) の端点構成を分類し、(B+B) の Kneser 安定子を解析。
  • 正確な二生成子格子不等式 (3|G|\le(H+2)^2) を証明し、(1/3) の係数を導出。
  • 端点欠陥の全ケースを網羅的に扱い、唯一残る障害である 3 点分類を除去。

証明は完全に形式化され、公理監査は標準の 3 つのみを報告。


6. Erdős #394 – 連続積の最小開始位置の成長

Result: 正の定数 (c>0)(具体的には (c=1/2048))が存在し、 [ \sum_{n\le x} t_2(n) \ll \frac{x^2}{(\log x)^c}, ] かつ任意の固定 (k\ge2) について [ \sum_{n\le x} t_{k+1}(n)=o!\left(\sum_{n\le x} t_k(n)\right). ] 形式化は erdos394_first_target : FirstQuestionerdos394_second_target : SecondQuestion

Why it matters. 関数 (t_k(n)) は長さ (k) の連続積の最小開始位置を測り、以前の点ごとの上界は平均次数の削減に全く不十分だった。

Key ideas.

  • 有限素数「スコア」 (U(m)) と二層スコア (W(m)) を構築し、(m) の選択された素因数と二乗素因数をカウント。
  • (\sum_{p\in S}1/p>152/\epsilon) を満たす大きな素数集合 (S) を選び、(Q=\prod_{p\in S}p^2) に対する周期性で 3 つの悪整数クラスを均一に制御。
  • 任意の長さ (y\ge C(\epsilon)n) の区間で ((n,2n]) に約数を持つ整数の個数は (\epsilon y) 以下であることを示す。
  • 階層的カットオフ (X_N=16^N) と一様不等式 (\lfloor\log_2 N\rfloor,S_{k+1}(X)\le3S_k(X)) を用いてすべての (x) で little‑o 関係を得る。

すべてのステップは Lean で検証され、使用公理は標準の 3 つだけである。


7. Erdős #450 – 線形スケールの短距離密度

Result: 任意の固定 (\epsilon>0) に対し定数 (C(\epsilon)) が存在し、長さ (y\ge C(\epsilon)n) の任意の区間は ((n,2n]) に約数を持つ整数を最大で (\epsilon y) 個しか含まない。さらに、十分な閾値は最終的に (n) を超える必要があるので、最適オーダーは (\Theta_\epsilon(n)) である。形式化は tur anLinearAnswer_isSufficientScalesufficientScale_eventually_gt_n

Why it matters. 問題はすべての平行移動に対する一様な上界を要求し、平均密度結果よりはるかに強い。線形上界は階乗平行移動からの明らかな下限と一致する。

Key ideas.

  • 大きな素数集合 (S)(すべて (\ge5))を取り、(\mu=\sum_{p\in S}1/p>152/\epsilon) を満たすようにする。
  • #394 と同様に (U(m)) と (W(m)) を定義し、(Q=\prod_{p\in S}p^2) に対する周期スコア分布の Chebyshev 不等式で低スコア約数と高スコア数を束縛。
  • 任意の整数 (m) が (d\in(n,2n]) を約数に持つときは 3 つのクラスのいずれかに属し、各クラスは (y) の定数倍以上寄与しないことを示す。
  • 3 クラスの推定により (y\ge n(Q+2)) で (#{m\in(x,x+y):\exists d\in(n,2n]\mid m}\le \epsilon y) が得られる。

証明は完全に形式化され、公理は標準の 3 つだけである。


8. Erdős #489 – 疎な篩のギャップの二次モーメント

Result: (A\subset\mathbb N) が (|A\cap[1,x]|=o(\sqrt x)) を満たし、(B={n:\forall a\in A, a\nmid n}) が無限で列挙 (b_1<b_2<\dots) とすると、 [ \lim_{x\to\infty}\frac{1}{x}\sum_{b_i<x}(b_{i+1}-b_i)^2 ] が存在し有限である。形式化は erdos489_statement

Why it matters. これは篩集合のギャップの二次モーメントで、長いギャップの一様可積分性を制御する必要があり、単なる密度議論では保証できない。

Key ideas.

  • 禁止除数列 (a_r) が (\sum 1/a_r<\infty) かつ二重和カーネル (\sum_{r,s}\frac{\min(r+1,s+1)}{a_ra_s}) が収束することを証明。
  • 長いギャップ内で多くの「原始的」位置を選び、これらの残差が低スコア除数を回避するようにし、互いに素であることから二乗個の順序対が得られる。
  • 原始光線容量境界を用いて長いギャップの総寄与が収束カーネルで支配され、一様可積分性を確立。
  • 有界ギャップについては、有限接頭辞以降篩が周期的になるため、標準的な Cesàro 平均で正規化二次モーメントが収束する。

すべての議論は Lean で検証され、使用公理は標準の 3 つだけである。


9. Erdős #538 – 素因数制限下の逆数和

Result: 固定 (r\ge2) とし、任意の (A\subset{1,\dots,N}) が各 (m) に対して (m=pa)((p) 素数、(a\in A))の表現が高々 (r) 個あるとき、 [ \sum_{a\in A}1/a = \Theta_r!\left(\frac{\log N}{\log\log N}\right). ] 上限(Erdős 1973)と一致する下限構成は Erdos538.MatchingOrder に形式化されている。

Why it matters. 問題は最適なオーダーを求めるもので、以前の構成では欠けていた (\log\log N) 因子が有限体の「安全等方カーネル」によって供給され、(k) 素因数層で密度 (\Omega(1/k)) を実現した。

Key ideas.

  • 有限体 (\mathbb F_q) 上で密度 (\ge1/(64k)) の cap‑two (k) 均一族を、好ましい線形代数構成と全等方性を防ぐ安全条件で構築。
  • 素因数サポートを色分けして整数層へ転送し、各層が調和和の (\Omega(1/k)) を寄与。
  • (k\le\log\log N) まで総和を取って下限を得、古典的な incidence 議論で上限を一致させる。

Lean 開発には sorry はなく、公理監査は標準の 3 つのみを示す。


10. Erdős #662 – 1‑分離平面集合の短距離

Result: 三角格子の極大性は偽である。明示的な有理斜格子が任意に大きな 1‑分離点集合を提供し、閉殻・厳密殻の両方で三角格子より多くの短距離対を持つ。形式的なステートメントは Research.triangular_shell_six_global_average_reading_falseResearch.strict_shell_readings_false

Why it matters. 問題は大きな 1‑分離集合において距離 (\le t) のペア数が三角格子で最大かを問うもので、構成は格子幾何が固定半径で最密充填を上回ることを示した。

Key ideas.

  • 基底 (u=(1,0),;v=(136/305,273/305))(閉殻)と (u=(1,0),;v=(276/565,493/565))(厳密殻)を選び、正の二次形式同一性で 1‑分離を検証。
  • 半径 6(閉殻)と (\sqrt{300})(厳密殻)の非零格子オフセットを数え、128 対 126、1078 対 1074 を得る。
  • 大きな長方形パッチを取って余剰を増幅し、任意に大きな (n) で余剰が持続することを示し、予想を否定。

すべての計算は Lean の正確な整数演算で行われ、使用公理は標準の 3 つだけである。


11. Erdős #796 – 部分集合和極大関数の漸近式

Result: (g_3(n))((A\subset{1,\dots,n}) で各 (m) が (a_1a_2)((a_1<a_2\in A))として 3 未満の表現を持つ最大サイズ)について、正規化された二次項が収束する: [ \frac{g_3(n)-\frac{\log\log n}{\log n}n}{n/\log n}\to M, ] ここで (M) は明示的定数 (=\text{Mertens.M}+\text{variationalLimit})。形式化は Erdos796.erdos796_statement

Why it matters. 問題は正確な二次項を求めるもので、結果は明示的定数を与え、予想された形を確認した。

Key ideas.

  • 問題を滑らかな残差ゲートと抽出テイルゲートに分割し、異なる除数サイズを処理。
  • 大きな素因数の寄与を制御する洗練された篩と、小さな因数部分の組合せ分解を使用。
  • 2 つのゲートがすべての寄与を捕捉し、極限を導くことを証明。

証明は完全に形式化され、公理は標準の 3 つだけである。


12. Erdős #1188 – 最小異なる被覆系の個数

Result: すべての moduli (\le x) を持つ最小異なる被覆系の個数 (F(x)) は [ \frac{\log\log F(x)}{\log x}\to1, ] すなわち (F(x)=\exp\bigl(x^{1+o(1)}\bigr))。形式化は erdos1188_loglog_ratio_tendsto_one

Why it matters. Erdős は (F(x)) が非常に遅く成長すると予想していたが、結果はほぼ二重指数的に成長することを示した。

Key ideas.

  • 素数の慎重に選んだ集合に残余を割り当て、古典的な primorial 軸を回避した「軸なし」被覆系族を構築。
  • 独立残余割り当ての数え上げにより (\exp(x^{1+o(1)})) の成長を示す。
  • 上限は自明な (\prod_{n\le x}(n+1)) 推定から得られ、下限は明示的構成で得られる。

すべてのステップは Lean で検証され、使用公理は標準の 3 つだけである。


13. Erdős #130 – 一般位置における整数距離グラフの無限彩色数

Result: 任意の 3 点が共線でなく、4 点が同円上にない無限集合 (A\subset\mathbb R^2) が存在し、点間の整数距離で結ばれるグラフの彩色数は無限である。形式化は Erdos130.erdos130_infinite_chromatic

Why it matters. 問題は強い幾何学的制約下で彩色数が無限になるかを問うもので、構成はそれを実現した。

Key ideas.

  • Hales–Jewett 型のブーストを用いて任意に高い彩色数を持つ有理円接触グラフを構築。
  • 有理的な反転を適用し、円の中心を一般位置(共線・同円なし)に配置。
  • 翻訳ベクトルを慎重に選んだ多数のブロックを可算に組み合わせ、 新たな共線性や同円四点を作らないようにする。
  • 全体をスケーリングしてすべての接触を整数距離に変換。

Lean 証明には sorry はなく、公理監査は propextClassical.choiceQuot.sound のみ。


14. Erdős #709 – 整除パッキング関数の上限改善

Result: 任意の (n) 要素集合 (A\subset[2,\infty)) が (f(n)\cdot\max A) 個の連続整数のブロックに約数として現れることを保証する最小関数 (f(n)) について、 [ f(n)\le 14,n^{3/7} ] が成り立ち、古典的な Erdős–Surányi の (\sqrt n) 境界を改善する。形式化は ScaleWorks n (7*(Nat.nthRoot 7 (n^3)+1)) と不等式 f(n) ≤ 14 * n^(3/7)

Why it matters. 指数 (3/7) は長年続いた (1/2) 指数に対する初の改善である。

Key ideas.

  • Katz–Tao の四射影議論で (A) を残余類が制御されたブロックに分割。
  • 正確な Hall 型マッチングで代表元を選び、必要な区間長を上限付け。
  • 解析により定数 14 と指数 (3/7) を導出。

証明は Lean で完全に検証され、使用公理は標準の 3 つだけ。


15. Erdős #769 – 立方体分解の漸近式

Result: (c(n)\gg n^n) という予想は偽である。すべての奇数 (n\ge201) について、任意の (k\ge n,2^n,\lceil49n/100\rceil^n+2) が可能で、(n) 次元立方体を (k) 個の相似立方体に分解できる。したがって奇次元に沿って (c(n)=o(n^n)) である。形式化は Erdos769.erdos769_lower_bound_false

Why it matters. 問題は必要な立方体数が超指数的に増加するかを問うもので、結果は部分的に指数以下の構成を示した。

Key ideas.

  • 奇数次元に適合する再帰的細分スキームで明示的な相似タイルを構築。
  • 辺長さの成長を解析し、境界 (n,2^n,\lceil49n/100\rceil^n+2) を得る。これは (n^n) より漸近的に小さい。

Lean 開発にはプレースホルダーはなく、公理監査は標準の 3 つのみ。


16. Erdős #959 – 上位二距離多重度の超線形ギャップ

Result: 定数 (c=1/50000) が存在し、十分大きい (n) について [ M(n)\ge n^{1+\frac{c}{\log\log n}}, ] ここで (M(n)) は (n) 個の平面点集合における最も頻出距離 (d_1) と次に頻出距離 (d_2) の出現回数差 (f(d_1)-f(d_2)) の最大可能値である。形式化は Erdos959.erdos959_superlinear_lower_bound

Why it matters. 以前の最良下界は (\Omega(n\log n)) であったが、本結果は真に超線形成長を示す。

Key ideas.

  • 素数 (\equiv1\pmod4) の部分集合でインデックス付けされた格子円盤を複製し、多くの点が共通距離を共有する構成を作る。
  • 素数分布の精緻な推定で異なる距離数を制御し、出現回数のギャップを増幅。
  • 詳細な計数議論により (n^{1+\frac{c}{\log\log n}}) の下界を得る。

すべての議論は Lean で検証され、使用公理は標準の 3 つだけ。


17. Erdős #1186 – 同色 3 項等差数列の最小密度

Result: 正確な定数は [ \delta_3=\frac{117}{2192}, ] したがって任意の 2 色塗り ({1,\dots,n}) では少なくとも ((117/2192+o(1))n^2) 個の同色 3 項等差数列が現れる。形式化は erdos1186_explicit_bounds と検証済みの SOS 証明書。

Why it matters. Graham が賞金を提供した正確値で、Parrilo–Robertson–Saracino (2008) の予想を決定した。

Key ideas.

  • 離散問題を 548 セル分割上の連続二次形式 (Q(x)) に還元。
  • 極大塗りは特定の 12 ブロックパターンで、二次形式の値は (-10/137) になることを示す。
  • 正確な SOS 証明書を構築し、すべての塗りで (Q(x)\ge-10/137) を証明。証明書は独立した整数演算検証器でも確認され、Lean でも形式化。
  • SOS 境界を離散設定に戻し、正確な密度を得る。

Lean 証明には sorry はなく、公理は標準の 3 つだけ。


18. Erdős #521 – ±1 ランダム多項式の実根のほぼ確実法則

Result: 予想されたほぼ確実収束 [ \frac{R_n}{\log n}\to\frac{2}{\pi}\quad\text{a.s.} ] は偽である。実際、(R_n/\log n) はほぼ確実に収束せず、稀な部分列で (\log n) オーダーの揺らぎを示す。形式化は erdos_521_negative : ¬ Claim

Why it matters. Erdős–Offord は期待値と確率収束を示したが、ほぼ確実な主張は未解決だった。

Key ideas.

  • 多項式の符号変化の交差数を解析し、以前の係数が与えられた条件下で (R_n) の大きな偏差確率が無限に正の下限を保つことを示す。
  • 四次モーメントゲートでほぼ確実主張を不等式に変換し、条件付き交差平均がそれに反することを示す。
  • 任意の (\epsilon) に対し、偏差が (\epsilon\log n) を超える稀な次数列を構成し矛盾を導く。

証明は Lean で完全に形式化され、使用公理は標準の 3 つだけ。


19. Erdős #522 – 単位円板内の実根数のほぼ確実法則

Result: 公平な (\pm1) 系数に対し、閉単位円板内の根の個数 (R_n) は [ \frac{R_n}{n/2}\to1\quad\text{a.s.} ] と収束する。形式化は erdos_522 : Erdos522Claim

Why it matters. Yakir は確率収束を示したが、ほぼ確実な結果にはすべての (n) に対する偏差の一様制御が必要だった。

Key ideas.

  • 角度余弦統計量 (M_{n,s,t}) の高次モーメント境界を構築し、指数 2048 と 8192 を明示的に設定。
  • コサインモーメントから生じる振動和に対し van der Corput 型推定を適用。
  • パラメータ (q=1024)、(H=8192) を選び、得られる尾部確率が (n) 上で可和になるようにする。
  • Borel–Cantelli を用いて (R_n/(n/2)) が 1 にほぼ確実に収束することを得る。

すべての構成要素は Lean で検証され、公理は標準の 3 つだけ。


平行 Codex システムの動作概要

  1. 問題選択。 データベースから 20 の Erdős 問題を選び、各問題に明確な形式目標を設定した。
  2. 自動プロンプト。 各問題に対し専用の Codex‑5.6 インスタンスに問題文、利用可能なコメント、Lean 4 証明スケッチを要求するテンプレートを送信した。
  3. 反復改良。 生成されたスケッチを「帰納ステップを展開せよ」「Hales–Jewett の使用を説明せよ」などの指示で再入力し、完全な証明スクリプトが得られるまで繰り返した。
  4. カーネル検証。 各スクリプトを lake build でコンパイル。sorryadmit、またはカスタム公理が出た場合はジョブを破棄し再プロンプトした。
  5. 相互検証。 大規模な組合せ証明や SDP 証明書(例: #1186 の SOS 証明)を Rust と Python の独立チェックツールで検証した。
  6. 集約。 20 の検証済み定理を単一リポジトリにまとめ、統一された公理監査で全証明が propextClassical.choiceQuot.sound のみを使用することを確認した。

このパイプラインは 20 台の高性能 CPU VM 上で実行され、全体の壁時計時間は 48 時間未満で完了した。


バッチ解決の意義

  • 範囲の広さ。 解決した問題は数論、組合せ論、幾何学、確率論にまたがり、手法が単一分野に限定されないことを示した。
  • 深さ。 多くの結果は長年の予想(例: #1186、#521)を決定付けたり、指数 (3/7)(#709)や (1/3)(#336)といった古典的境界を上回った。
  • 信頼性。 すべての証明は機械検証され、公理監査により隠れた前提は排除された。
  • 再現性。 各プロジェクトのソース、ビルドスクリプト、検証ログは公開リポジトリに掲載され、誰でもゼロから再検証可能である。

これらの成果は、AI 支援形式数学が深い未解決問題に実質的な進展をもたらし、推測的な証明を厳密に検証可能な定理へと変換できることを示す重要な実証となった。


参考文献・追加情報

  • 各問題の Lean ソースコードは public verified_math GitHub 組織にホストされている。
  • 公理監査と検証ログは各プロジェクトの README.md に同梱。
  • Codex ベースの証明生成パイプラインの概要は Star Fleet Math のブログ記事をご参照ください。

本稿は 20 問題バッチの成果を要約したもので、各節は独立して引用可能であり、答えのステートメント、数学的意義、証明手法の概要を提供している。

Sources